
家づくりには、様々な時間とお金がかかります。
ほとんどの方にとって初めての経験となる家づくり。
人生に2度3度というチャンスはない家づくり…だからこそワクワクしたり、心配になったり。
ここでは、家づくりの現実をサポートする『お金のこと』について考えてみましょう。
◎ どんな費用がかかるかを知り、十分な計画をして、生きる『お金』を使う。
○ これからの人生を見通して予算を決める。
住まいは、これからの人生を過ごす場所。
3年後、5年後、10年後・・・と、家族の暮らしとライフスタイルも変化していきます。
今、必要なこと、年齢と暮らしの変化の中で想像できる今後必要なこと・・・
これからの人生設計を十分に行った上で、今『家づくり』にかけられる予算を決めることが大切です。
○ お金をかけるところとかけないないところ
家づくりの計画を行う段階では、様々な要望がでてきます。
実現したいことと予算の折り合いをいかにつけてゆくか…ということが求められます。
この時、どのように『お金』のバランスをとって使うかということが大切です。
しっかりとお金をかけたいところとしては
家をモノとしての側面からとらえると、丈夫で長持ちする構造や材料にするということがあります。
家族の暮らしを育む場所という側面から考えると、家族が大切にしている気持ちや価値、過ごし方ができる家にするということがあります。
細かな部分や暮らしていく中で変化していく可能性のある部分は知恵と工夫でコストを抑えながら実現する方法を考えることもできます。
自分たちが大切にしたい『価値』にそってメリハリをつけた予算配分を行うことで
『お金』の面からも自分たちらしい家づくりを進めていくことができます。
○ お金を生かす選択をする。
たとえば全体の予算の中で、あるものが『30万』という予算だとします。
その場合『30万』そのものの価値である内容と
組み合わせによって『30万』以上の価値を産み出すものがあります。
間取りやプランを考えていく中で
どのような仕上げにするかを決める中で
今、選択することが、これからの人生をどのように変えるかということをイメージし、検討していただきたいと考えています。
そのために、様々なプランやアイデアをご提案します。
家をつくる前だからこそ、様々な検討ができます。
十分な検討をして、全体的なバランスをとり、長い視点で
人生を見通して、『お金』を生かす選択をしていきましょう。
◎ では、家づくりにかかる費用を見ていきましょう。
○ 家づくりには、いくらかかるの?
下記の表は、家づくりにかかる費用の一覧です。
家づくりにかかる費用のうち、土地の取得、住宅ローン関係の費用を
除いた建築費用と諸費用についてまとめています。
リフォームの場合は、内容により必要な項目が変わってきます。
建築費用は
1.本体工事費
2.付帯工事費
3.別途工事費 等に分けられ
各会社により、項目の分け方、内容はそれぞれで、少しずつ異なっているのが現状です。
○ 家づくりに関する費用一覧
◆建築費用 |
○本体工事費 |
仮設工事 |
家を建てる準備に必要な工事。 水盛・遣り方(配置決定)足場、養生、仮設電気・水道・トイレ等 |
基礎工事 |
土工事、基礎全般(仮枠、鉄筋、コンクリート等) 地業工事 |
木工事 |
構造材、造作材、大工手間、金物、建方費用等 |
屋根・板金工事 |
屋根工事、樋工事 |
金属工事 |
笠木、水切り等・金物工事全般 |
外装工事 |
外壁の仕上げ工事 |
塗装 |
外部、内部の塗装工事 |
外部建具工事 |
外部に面するドア・窓工事(アルミサッシ、樹脂サッシ、硝子等) |
内部建具工事 |
内部のドア、建具、障子、襖等 |
防水工事 |
ベランダ防水工事等 |
石・タイル工事 |
石工事(内部、外部)、タイル工事(内部、外部) |
左官工事 |
左官工事(基礎巾木、和室壁塗り、珪藻土塗り、モルタル塗り等) |
内装工事 |
内装下地、クロス工事、畳等 |
雑工事 |
美装工事等 |
住宅設備工事 |
キッチン、浴室、洗面、トイレなどの住宅設備機器 |
収納設備工事 |
収納スペースの設備工事 |
電気設備工事 |
幹線設備工事・電灯、スイッチ、コンセント、分電盤、インターホン等 |
換気設備工事 |
換気設備 |
給排水工事 |
給水、給湯、排水、配管工事 |
ガス工事 |
ガス配管、給湯器等 |
諸経費 |
現場管理費、現場諸経費、会社諸経費 |
設計料 |
基本設計・実施設計・施工図作成・インテリアコーディネート |
○オプション工事 |
造作家具工事 |
造り付けの収納や家具の工事 |
床暖房工事 |
床暖房設備 |
○別途工事 |
解体工事 |
既存建物の取壊し工事 |
地盤調査費 |
地盤調査 |
地盤改良工事 |
地盤調査の結果、必要な場合 |
引込・加入金 |
水道引込金、電気引込、ガス引込等必要な場合 |
空調工事 |
エアコン等の空調工事 |
照明器具工事 |
照明器具 |
カーテン工事 |
カーテン・ブラインド等のウィンドウトリートメント |
外構工事 |
門、門扉、塀、植栽、駐車場、カーポート、造園等の工事 |
確認申請費用 |
建築確認申請の手続き、申請費用 |
◆その他の費用 (諸費用) |
○税金 |
印紙税 |
契約書を作成する際にかかる税金(工事請負契約・住宅ローン契約時等) |
登録免許税 |
土地や建物の登記時、また住宅ローンを借りるための抵当権設定時にかかる税金 |
不動産取得税 |
土地や建物を取得した時にかかる都道府県税 |
固定資産税 |
毎年1月1日現在に所有している人にかかる税金(毎年) |
都市計画税 |
毎年1月1日現在に所有している人にかかる税金(毎年) 都市計画区域の市街化区域内にある土地、建物 |
○手数料・保険料 |
登記手数料 |
登記を司法書士に依頼した場合にかかる手数料 |
火災保険料 |
引渡し時より加入、住宅ローン契約時には義務つけられる保険料 |
○工事前・工事中 |
近隣への挨拶 |
工事開始前に行う挨拶時に必要となる費用 |
式典費用 |
地鎮祭、上棟式等の費用 |
○その他 |
引越し費用 |
|
仮住まい費用 |
|
家財道具保管費用 |
|
家具・備品費用 |
|
電話移設費用 |
|
TVアンテナ・ケーブル費用 |
|
○ 見積書
新築の場合は、上の表にそって見積書を作成します。
リフォームの場合は、わかり易くするため、予算の検討をしやすくするため部屋
ごと、部位別に項目をわけて見積書を作成します。
○ 坪いくら?はどこまで参考になるの?
『坪いくらで建ちますか?』とよく聞かれます。
実は、『坪いくら?』に含まれる工事費の内容は各会社によってそれぞれであることを
ご存知でしょうか。
本体工事費と呼ばれる費用のみを、坪数で割って坪単価とする場合もあるようです。
当然、実際に家が完成した時点では、付帯工事、別途工事、等々が加わり、実際の
坪単価はUP!ということになってしまいます。
また、同じ坪数であっても、シンプルな形の家と、複雑な形の家では、坪単価は異なります。
とても手軽に比較できるように思われている『坪単価』ですが比較に使う場合は、その中に含まれる内容をよく確認して検討することが必要です。
くにけんでは、実際にかかる費用をつかんでいただくことが大切だと考えております。
また、計画していくうちに、いろいろと盛り込んでいきたくなるもの…
プランと見積をじっくり検討し調整していく時間を大切にしています。
○ 土地から探して家を建てたい。住宅ローンを利用したい。
家づくりを行うパートナーとして土地探し・資金計画についてもご相談を承っています。
中古住宅をリフォームして住む、住宅選びのサポートも行っています。
家づくりを考え始めた時、まだ具体的でなくてどう相談すればよいかわからない…
そんな時こそ遠慮なく…相談してみてください。
«パートナー / 安心の時間に戻る / 保障»