○ くにけんスタッフ 吉田宅
くにけんで、ひのきに出会いました。

初めてエコルームに上がったとき「懐かしい」感じがしました。
建替える前の実家の縁側にいるような。
材質は違っても、無垢の木が持つ足の裏に伝わる暖かさや、
柔らかさがそうさせたのでしょう。
今思えば小さい頃からお気に入りの場所でした。
以前行った奈良・斑鳩のお寺、和尚さんご自慢の立派な
ひのきの一枚板の濡れ縁。
とても居心地が良く、長い時間ただぼーっと座っていたことも
思い出されます。
ひのきにはたくさんの「うれしいこと」があります。
ひのきの良さを学び、エコルーム等で実感するほど、
そのいろいろな「うれしいこと」をわが家にも是非取り入れたい
と常々思っていました。
でも悲しいかな賃貸暮らし…。
貼るのは無理でも置くだけなら可能かも!と、
わが家のLDを見回したところ、
どの扉にも干渉しない!!
変形に見えて実はLDだけなら四角い!!!
これは天の采配?!
と“ひのきのラグ計画”をスタートさせました。

- 同じ床材で、すのこベッドも作りました。
既存の床を傷つけないよう、下にはシートを敷くことに。
備長炭の微粉を挟み込んだシートで、調湿・有害物質の
吸着分解・脱臭にマイナスイオン効果もあるという+αの
おまけつきです。
○ 住んでみて。
「冷えない。」
自他共に認める超がつくほど冷え性の私。
家ではスリッパが無いと足の裏から冷えが体に侵入してくる
のがわかる程。
また合板フローリングには夏でもラグを敷いていて、
それでもどんどん床に体温を奪われていくような不快な冷えを
感じていました。とても直座りは考えられません。
ですがエコルームではいつの頃からか、ついペタッと好んで
座っていました。
スリッパも最初の頃は履いていたのですが、
いつも気付くとどこかで脱ぎっ放しに。
何故だろう…?と意識をするようになってわかったのは、
床が冷たくないこと。と、冷えてこないこと。
座り込んでいると体温で床が暖まっていくのがわかります。
そして何よりひのきが気持ちいいということ。
「お手入れ簡単。」
以前の床はミディアムオーク、最も多い色目でしょうか。
ひのきにして部屋が明るくなりました。
確かに髪の毛などは以前より目に留まることもありますが、
年月が経つと飴色になり、また節もいい目隠し。

- 脚もヒノキの角材です。節がいきいきしています。
ひのきの材質上、傷などは付き易いですが、
無垢材ですから目立ちにくいです。
何といっても静電気がおこりにくいので、埃っぽさがなく、
綿のふきんをフローリングワイパーのシート代わりにして、
ささっとふいただけでOK。いつでもサラッとした心地いい床で
いられます。
ますます無精者の私向き。
私の願いで“ひのきのラグ”を敷きましたが、先に寝転んでみたのは
主人です。
「このひのきの柔らかさがなんとも気持ちいいなぁ~♪」としみじみ。
「わかったようなことを言ってるね~!」などと突っ込みながら、
先入観のない意見を開口一番聞けたのは
個人としても、くにけんのスタッフとしても嬉しい限りでした。
一方の私は、「この節いいわ~♪」とか
「この板目の感じ好きやわ~♪♪」など、
主人に「マニアックな意見」と言われながら、床をなでなでしています。
もちろん冷えることもなく快適。
近頃は、早く“ごろごろ”したい! が合言葉です。 (吉田静代)
初出:情報誌Wing vol.24 2005年9月 株式会社くにけん発行